- 親から譲り受けた家を放置している
- 人口減少が著しい日本で賃貸ビジネスに限界を感じている
上記のように、使いきれていない住居は多く存在します。
今回の内容は、そのような住居で収入を得る方法の提案です。
【結論】レンスペと民泊で収益化しましょう
まずはレンタルスペース(レンスペ)の運営を始めましょう。
レンスペの運営に慣れたら、続いて民泊の運営がオススメです。
上記を推奨する理由について、以下4つの観点から解説します。
- 法的なハードル
- 市場規模
- 初期費用
- インバウンド
1.法的なハードル
レンスペの方が、事業開始の法的なハードルが低いと言えます。
〜レンタルスペース〜
開業届を出せば、事業を始めることができます。
特別な資格や許可は不要です。
〜民泊〜
大きく3つの形態があります。
①旅館業法
- 通年で営業可能
- 自治体の許可が必要
②特区民泊
- 自治体ごとに制限あり
- 自治体からの認定が必要
③民泊新法
- 営業日数は年間180日未満まで
- 届出のみで事業の開始が可能
2.市場規模
民泊の方が、収益拡大の伸び代があるといえます。
以下は、大手の時間貸し及び宿泊予約サイトの売上一覧表です。
民泊の市場規模は、レンスペの約50倍(=3,902億*÷74億*)あります。
売上高(スペースマーケット)の出典はこちら
3.初期費用
レンスペの方が、初期費用を安く抑えられる可能性が高いです。
もちろん、費用は物件の広さやコンセプトによって大きく変わります。
〜レンタルスペース〜
会議室であれば、机、椅子、モニター
ダンススタジオであれば、鏡、音楽プレーヤーがあれば十分でしょう。
パーティルームを作るとなると、費用がかさみます。
〜民泊〜
消防法に適用させるために、部屋の改修工事が必要な場合があります。
シャンプー類、アメニティなどの消耗品の購入も必要です。
4.インバウンド
民泊の方が、インバウンドが回復した際の増益が見込めます。
海外旅行客の大半が、宿泊施設を利用するためです。
逆にレンスペは、インバウンド回復による増益は見込めないでしょう。
上記4つの観点をまとめた比較表
最後に
住居の収益化のために、まずはレンスペの運営がオススメです。
レンスペの運営に慣れたら、次に民泊の運営を検討しましょう。
民泊運営は難易度が高くとも、より多くの収益が見込めます。