1.宿の売上UPにSTP戦略は必要不可欠
2.STP戦略とは
『お客様に選ばれる理由をつくるための考え方』を指します。
マーケティングの神様、フィリップ・コトラーが考案した戦略理論です。
以下に、宿目線で詳しく解説します。
3.セグメンテーション(分けること)
画像元:みんなのマーケティング
セグメンテーションは、『市場を分けること』を意味します。
市場は、『旅行に行って宿泊したい人の集まり』に置き換えましょう。
その集まりを、細かく分けていきます。
- 子連れで楽しみたい人
- とにかく安く済ませたい人
- 非日常を味わいたい人、など
市場には、様々な期待を持つ人がいますね。
4.ターゲティング(狙うこと)
画像元:みんなのマーケティング
分けた市場の中で、『どこを狙うか』を意味します。
狙いを定めるために、1.のセグメンテーションが必要不可欠です。
あなたの宿が、『市場のどの期待に応えられるか』を決めましょう。
仮に、子連れで楽しみたい人を狙うとします。
5.ポジショニング(立ち位置をとること)
画像元:みんなのマーケティング
あなたの宿が、『狙う市場のどこに立ち位置をとるか』を意味します。
子連れの人になりきって想像してみましょう。
『子連れも楽しめる』とはいっても、様々な選択肢があります。
- 子ども用の食事メニューが充実している
- 子どもと快適に過ごせるグッズ(布団、便座、ベビーカーなど)がある
- 子どもに人気のアクティビティと提携している、など
上記から、あなたの宿が1番だと思ってもらえる立ち位置を決定しましょう。
6.ポジショニングが重要
ポジショニングで定めた、〇〇で1番という特徴。
それは、ゲストがその宿に泊まる大きな理由になります。
「〇〇といったら、ここの宿が1番いいよね」
ゲストにそう思ってもらえれば、予約はより入りやすくなります。
逆に、特徴のない宿はゲストの選択肢に入らない可能性が非常に高いです。
7.最後に(まとめ)
今回の記事のおさらいです。
①セグメンテーションで『市場を分ける』
②ターゲッティングで『狙いを定める』
③ポジショニングで『1番になれる立ち位置を取る』
宿の経営にSTP戦略を取り入れ、売上拡大に繋げましょう。