合法民泊では、テレビ、ウェルカムドリンク、スリッパなどの提供が当たり前となってきていますが、それらは本当に必要ですか?

引き算の差別化

こちらの記事から以下の「引き算の差別化」についての文章を引用します。


実際、理容業界でこの「引き算の差別化」を実践したサロンがあります。

「QBハウス」  10分1000円のカット専門店です。

本来、されて当然の顔剃りを無くし、シャンプーを無くし大幅に時間を短縮したのです。

間違いなく、その当時には「他所にない床屋」だったのです。

誰もが思いつきそうで思いつかない。まさしく「コロンブスの卵」ですね。

この差別化によりQBハウスは驚異的な成長を遂げました。

「値段が安いからじゃないの?」と思われる方もおられるかもしれません。

しかし、普通の床屋の料金がおおよそ1時間(60分)かけて4000円前後だとすると

同じ10分計算では700円程度となり、こちらのほうが割安感は上回るのです。

「引き算の差別化」を図ったQBハウスの完全勝利ではないでしょうか?


以下に、弊社の考える、引き算の差別化を合法民泊の観からお伝えします。

不要な電化製品1

テレビは本当に必要でしょうか。海外の人が見られるテレビ番組はそもそも日本の地上波で放映されていますか?インターネットで十分ではないですか?テレビが無いだけで、「テレビの埃を拭く」という手間が数十秒削減されます。掃除は、年間何十回も繰り返されます。数十秒の手間の削減はバカにできません。

不要な電化製品2

電気ヒーターは必要ですか?暖房のためなら、エアコンだけで十分では?そもそも、全ての人の全ての要望に答える必要がありますか?たった一人のゲストのレビューに、「エアコンが弱かったので、電気のヒーター置いて欲しかった」と書かれたら、ヒーターを置くのは、単純すぎる解決策かもしれません。本当は、スリッパを用意すれば冷たい床を歩かず寒さを感じずに済むので、「スリッパを用意する」というのが解決策としては十分かもしれません。

ウェルカムドリンク

コーヒーやウェルカムドリンクは必要ですか?その分、安く部屋を提供したほうが良いのでは?

 

キッチン

そもそもキッチンは必要ですか?電子レンジだけあれば十分では?キッチンの部分に2段ベッドをつければ更に収益が増えるかもしれません。予約前にキッチンがないことを伝えれば、宿泊後に「キッチンがない」というクレームは来ません。

まとめ

さて、合法民泊は地域の特性が色濃く出せるビジネスです。京都なら、芸者の服を置くのも良いかもしれません。東京なら、地下鉄で快適に動く為、SUICAやPASMOをプレゼントしてあげると訪日外国人は喜ぶかもしれません。しかし皆様の施設、多すぎるおもてなしの為に疲弊していませんか。無駄にお金を使っていませんか。引き算の差別化、今一度、ご検討下さい。

この記事は以上です。