1.割引は空室を効率よく捌くための戦略
今回は、売上最大化の効果が期待できる『早割』を解説します。
宿はそもそも稼働率100%を維持できないのがデフォルトです。
故に、様々な割引を駆使して、少しでも多くの売上確保を目指します。
2.早割とは
- ゲスト目線の意味合い
予約するのが早ければ早いほど、割引を受けられる
- 宿目線の意味合い
売れ残る在庫数を予想し、割引価格で先に販売する手段
- 早割の図解
3.早割を設定する際のポイント
①販売する在庫数を限定
前年同時期の稼働率から、売れ残るであろう在庫数を割り出します。
割り出した在庫数に限定して、早割で販売しましょう。
②早割のキャンセルポリシーは厳しめに設定
せっかく入った予約が無料でキャンセルされては元も子もありません。
割引価格で販売するからには、厳しめのポリシーを設定しましょう。
(例)返金不可、予約確定後のキャンセルは50%、など
5.直前割や当日割は非推奨
多くの宿で、『直前割』や『当日割』が設定されています。
目的は、チェックイン当日に差し迫った在庫を捌くためでしょう。
しかし、弊社は直前割を推奨しません。
6.直前割や当日割を推奨しない理由その1
割引をしなくとも、予約が入る可能性は十分にあります。
直前で予約をするゲストは『すぐに予約できる宿』を探しているためです。
緊急度が高く、ゲストは安さより『予約できる』ことを重視しています。
7.直前割や当日割を推奨しない理由その2
通常価格で予約をしたゲストの印象を悪くする可能性が高いです。
最悪の場合、予約の取り直しをされてしまう可能性があります。
8.最後に
早割を設定して、空室を効率よく捌きましょう。
直前や当日の安易な割引は、非推奨です。