民泊を運営するには、駅から徒歩10分以内の物件がオススメです。
Beds24のデータから導いた結果を元に、解説します。
なお、今回の調査では、駅から徒歩30分以上の施設は対象外です。
駅から徒歩10分以内の物件がオススメな理由
駅から宿までの所要時間別に、月の売上平均を出しました。
以下2つの理由より、駅から徒歩10分以内の物件をオススメします。
①売上平均の高さ
徒歩10分以内の宿は、11分以上の宿に比べ、約3万円高い売上が見込めます。
駅から徒歩10分以内の宿の売上・・・200,815円/月
駅から徒歩11分以上の宿の売上・・・170,029円/月
差額・・・30,786円/月
②売上の安定性の高さ
徒歩10分以内の宿は、売上が安定する可能性が高いといえるでしょう。
グラフの通り、徒歩11分を超えると、売上平均にバラツキが出ています。
なお、徒歩11分以上でも、売上が安定している宿は存在します。
徒歩11分以上の宿で売上を安定させるには
STP戦略などを用いたマーケティングや、高い初期投資が必要です。
売上が安定している駅から徒歩11分以上の宿には、以下の特徴があります。
- こだわり抜かれたデザイン
- ユニークな世界観
- 掲載された写真のインパクト
いずれも、数字では簡単に表せない指標です。
予約の決め手は、ゲストの主観に大きく左右されます。
調査方法
Beds24ユーザーの、実際の予約データから算出しました。
- 全国主要都市から、一軒家タイプの施設50軒をランダムに選出
- 各宿の最寄駅までの徒歩時間をGoogleマップで調査
- 各宿の直近3ヶ月(2022年1〜3月)の売上をチェックインベースで抽出
- 各宿の売上データ3ヶ月分から、ひと月あたりの売上平均を算出
- 駅からの徒歩時間別に、売上平均を算出
最後に
安定した民泊の運営には、駅から徒歩10分以内の物件がオススメです。
駅から徒歩11分以上の物件の場合、物件自体に特色を持たせましょう。