民泊に興味はあるけれど、自分ができるか、続けられるのか、儲かるのか…。

そんな疑問を解消すべく、今回は、民泊オーナーにインタビュー! マコさんにお話を聞きました。

民泊オーナー・マコさん

以前、「副業で!不動産投資で!民泊を始めよう」という記事を書きました。

始めてみたいにはみたいけれど、どのくらい自分の時間を割けばいいのか

日々の労力的に実現可能なのかと、まだまだ気になることは多いと思います。

そこで! 皆さんの未来の民泊オーナー像の参考になればと、現在、副業で民泊を運営しているオーナー・マコさんを直撃。

リアルな声をお届けします。

マコさんプロフィール

本業はサラリーマン。戸建て1件で年間利益は脅威の1,000万円超え。

民泊イベントも多数主催。Xアカウント:マコ@民泊旅館業(https://x.com/makozero1)。

民泊の開業準備

 

1.  コロナ後の最初の物件の調達方法

賃貸

弊社が先日行ったXのアンケートでも、賃貸での物件調達が半数以上を占める結果でした。

賃貸でよい条件の物件を探すことが、民泊を始める第一歩といえそうです。

2.  その物件の民泊開業のおおよその初期費用

180万円

3. 初期費用の回収にかかった期間

2ヶ月

180万円というと大きな出費に思えますが、たったの2ヶ月で回収!

弊社が行ったXのアンケートでも多くの民泊オーナーが1年以内にその初期投資を回収できたと回答しています。

4. コロナ後、民泊を始めようと思った時から開業までにかかった期間

3ヶ月

民泊は思い立ったら明日にでもできるタイプの副業ではありませんが、一方で、よい物件に出合えれば3ヶ月で開業が可能。

自分の部屋探しや引越しを考えると、意外と短いスパンな気がしませんか?

日々の民泊運営

5. 現在運営している民泊施設の数と物件調達のタイプ

賃貸2件、購入2件

6. 1日のうち、副業(民泊運営)に割いている平均時間

30分程度?既存物件の運営に自分が実際に時間をかけていることはほとんどありません。

7. 毎日の運営以外に発生する大きな作業(ゲストのトラブル、施設のメンテナンスなど)の頻度と所要時間

ほとんどありません。物件に行くのは半年に1回程度です。

8.  外注している作業(宿の値付け、受付業務、清掃、その他)

「宿の値付け」以外全て外注。

9.  1施設あたりのおおよその年間利益

リスティング1:本業の3〜4倍
リスティング2:本業の2〜3倍
リスティング3:本業くらい
リスティング4:オープン直後のため不明。

最初の物件は賃貸調達し、その後は購入も含め、取り扱う物件を増やしていっているようです。

運営に割いている時間は1日たったの30分ほど!

宿の値付け作業以外を外注することで、効率的に運営していることがわかります。

(外注のポイントについては、こちらの記事を参照)

外注するとその分の出費はかさみますが、それらを差し引いてもなお、

本業と同等あるいはそれ以上の利益を見込めるのが民泊なのです。

不動産投資としての民泊

10. 物件購入した年とこれまでの平均利回り

2020年購入、2020年10月営業開始。
2021年:5.3%/2022年:8.5%/2023年:34.9%
※OTAからの振込額÷物件購入費用(リフォーム費用含む)
※家具家電費用は含まず

11. 物件を探し始めてから購入までにかかった期間

1週間ほど

12. 不動産賃貸投資ではなく民泊を選んだ理由

東京オリンピック前で盛り上がっていたから

東京オリンピックのような大きなイベントこそありませんが、訪日観光客の劇的な増加や、

マコさんの物件の利回りの好調ぶりを踏まえるに、民泊投資は大いにアリです。

ただ、みんながみんな、マコさんのように1週間で物件を購入できるとは限りません。

物件選びは民泊成功の鍵。ぜひ慎重に見定めてください。

民泊の魅力とは

数字的な部分はわかってきたけど、そもそも楽しいの?

心がすり減るのは嫌だよ?という方へ。

副業・不動産投資としての民泊の魅力も聞きました。

13. 実際にやってみて感じる副業としての民泊の魅力

私の場合は一番は利益額・利益率に魅力を感じています。

他の副業も色々経験してきましたが、圧倒的な魅力を感じています。

在庫や倉庫を持つことなく、キャッシュフローもよく、普段の作業も少ない最高のビジネスだと感じています。

(ただ立ち上げは大変です)

また、(今のところは)ほとんどのゲストから「感謝される」ことも魅力です。

物件自体を褒められたり、ホスピタリティに感謝されたり、それがレビューという数字に現れることでやりがいも感じます。

幸いにも周辺の方とのトラブルも経験したことがなく、普段の運営も仕組みを作れば、ほとんどやることはありません。

14. 実際にやってみて感じる不動産投資としての民泊の魅力

十人十色、千差万別、いろいろな形の正解があることです。

購入できる人は購入したほうがいいと思いますが、融資付も大変ですのでその場合は転貸ではじめてキャッシュをためて、

準備ができてから購入するのもいいと思います。

また、都会だけでなく地方の特色を活かし、需要を作り出すことができるビジネスだとも思います。

私も今までは都心でしかやっていませんでしたが、今度リゾート民泊に進出したいと思っています!

はじめの一歩を踏み出すには

最後にマコさんよりノウハウを伝授いただきました!

15. これから、民泊をやってみたい人へのメッセージ

0.民泊友達、メンターを作る。
SNSは民泊関連の人をフォローしまくり、コミュニティやサロンに入ったり
コンサルを受けたりして仲間を増やして自分の環境を民泊漬けにする。民泊自己洗脳。

1.自分がいくら出せるのかを正確に把握する。
不動産契約初期費用、家具家電リフォーム費用その他に、おおよそいくらかけれるかなど。

2.エリアを絞る。
自宅の近くが理想だが、30分~1時間圏内。

3.自分の予算内、エリア内の物件を探しまくる。
内見も見れるだけ見て、相場感を養う。
最初のうちは0で作った仲間に「これどうかな?」とか意見をもらう。
意見をもらえるような仲間がいないのであれば、0に戻る。

4.常に物件を探していれば相場感が養えるはず。
自信をもってGO出せるようになったらすぐにGOできる体制を整える。

5.相場以上の物件を契約する。

この手順がいいかなと思います。
最初の1歩を踏み出すしかないので、勇気をもって踏み出しましょう!

最後に

いかがでしたか? 具体的に自分が民泊を運営するイメージが湧いてきたら幸いです。

本アンケートに協力してくださったマコさん (https://x.com/makozero1)に、改めて感謝申しあげます。

Xのアカウントでは、上記のような先輩オーナーならではの貴重な民泊情報を発信されています。

ぜひチェックしてみてください。

民泊は誰でも副業でできます。一緒に民泊やりましょう!

文=町田紗季子