民泊運営において重要な指標のひとつ『DOR』。
この記事では、DORの意味と計算方法を詳しく解説していきます。
DORの目標を高くかかげて、売上アップを目指しましょう。
DOR(Double Occupancy Ratio)とは
![DORとは](https://i0.wp.com/co-reception.com/wp-content/uploads/2024/01/DORとは.png?w=1080&ssl=1)
DORは『1室あたりの平均宿泊人数』を意味します。
別名は、同伴係数です。
DORの計算方法
宿泊人数 ÷ 販売客室数 = DOR
DORを確認すべき理由
まずは重要な指標のおさらい
![重要な3つの指標](https://i0.wp.com/co-reception.com/wp-content/uploads/2024/01/重要な3つの指標.png?w=1080&ssl=1)
民泊運営に欠かせない、3つの重要な指標があります。
- OCC(稼働率)
- ADR(客室平均単価)
- RevPAR
参考:【高校生でもわかる】宿の経営に重要な指標『RevPAR』の解説
この中のひとつ『ADR』の改善に役立つのが、今回の主役『DOR』です。
ADRを上げたい時にありがちな考え方
![ADR改善=単価を上げると考えがち](https://i0.wp.com/co-reception.com/wp-content/uploads/2024/01/ADR改善=単価を上げると考えがち.png?w=1080&ssl=1)
「ADR(客室単価)を上げるには、単価を上げないといけない」
つい、このように考えてしまいませんか?
ここで注目して欲しいのが、DOR(平均人数)です。
ADRの構成は、単価 × 宿泊人数ですから、
DORを上げれば、ADRも上げることができるのがわかりますよね。
ADRが低いと感じたら、単価だけでなくDORも確認しましょう。
DORの目標は施設・部屋タイプ・シーズンで異なる
![image7](https://i0.wp.com/co-reception.com/wp-content/uploads/2024/01/image7.png?resize=890%2C894&ssl=1)
ベッドが1つだけの部屋タイプでは、当然DORは2を下回ります。
逆に、ファミリー層が多い観光地やリゾート地の宿では、
DORが2以上になることがほとんどです。
施設・部屋タイプに適したDORの目標を定めましょう。
なお、DORはシーズンにも大きく左右されます。
連休や夏休みなどのシーズンはDORの目標を高く設定しましょう。
DORを上げるには
![大人数を狙う](https://i0.wp.com/co-reception.com/wp-content/uploads/2024/01/大人数を狙う.png?w=1080&ssl=1)
ファミリーやグループを狙うに越したことはありません。
とはいえ、稼働率が下がりすぎるのも問題です。
DORを改善する方法のうちの一つとして、以下の記事を紹介します。
Beds24×スプレッドシートでDORを自動計算
残念ながら、Beds24のレポートにDORを出す機能はありません。
そこで、弊社でDORを自動計算するシートを作成しました。
手順に沿ってデータを貼り付ければ、自動でDORが算出されます。
![DOR自動計算シート](https://i0.wp.com/co-reception.com/wp-content/uploads/2024/01/DOR自動計算シート.png?w=1080&ssl=1)
ぜひ、ご活用ください。
最後に
民泊運営において重要な指標のひとつ『DOR』を詳しく解説しました。
DORの目標を高く定め、売上を伸ばしましょう。