先日、『大箱民泊の売上は実際どれくらい?』という記事を書きました。
※大箱民泊=定員10名以上の一棟貸しと定義
今回は、上記の調査のために選出した50施設のうち、2023年8月の売上が
- 最も高かった上位5施設
- 最も低かった下位5施設
に絞り込み、儲かる大箱民泊の特徴を深堀りしていきます。
詳しく見ていくのは、以下の5項目です。
- OCC、ADR、RevPAR
- 自社HPの有無
- OTAの種類と自社比率
- Airbnb上での評価
- 最寄駅からのアクセス
それでは解説を進めます。
1.OCC、ADR、RevPAR
※施設E、JのOCCが著しく低い理由は開業して間もないため
上位5施設、下位5施設にOCC(稼働率)の大きな差は見られません。
顕著に差が出たのは、ADR(客室平均単価)です。
どのようにADRを引き上げていくかが大きなポイントのようですね。
2.自社HPの有無
上位5施設のうち、4施設が自社HPから予約を受け付けています。
※1施設は自社HP準備中
下位5施設は、いずれも自社HPが用意されていませんでした。
3.OTAの種類と自社予約比率
上位5施設が掲載しているOTA
上位5施設のすべてが利用しているのはACOとAirbnbです。
一棟貸しの集客に強いACOについて、詳しくはこちら。
上位5施設の自社予約比率
施設A:50%
施設B:32%
施設C:23%
施設D:4%
施設E:8%
売上に占める自社予約比率の高さは、利益率の高さも示しています。
4.Airbnb上での評価
スーパーホストかどうか
上位5施設は、すべてのリスティングがスーパーホストです。
下位5施設は、1リスティングのみスーパーホストでした。
リスティングのクチコミ
上位5施設:4.76〜5.0
下位5施設:4.22〜4.92
5.最寄駅からのアクセス
上位5施設は、いずれも徒歩やバスで15分以内という好条件です。
下位5施設すべてに該当するわけではありませんが、
- 20分以上かかる
- 車でないと行けない
などのマイナスの条件がありました。
最後に
儲かる大箱民泊の特徴を深堀りしました。
- 駅から徒歩やバス15分以内であること
- 自社HP、ACOでも集客すること
- Airbnbのスーパーホストを目指すこと
- ADRを伸ばす工夫をすること
これらを押さえることで、儲かる大箱民泊の実現が期待できます。