訪日外国人が増え、日本における民泊の需要が高まっています。
中には民泊運営代行会社(以下、代行会社)を利用されている方もいます。
オーナーに代わり、民泊運営を代行してくれる便利なサービスとはいえ、
オーナーと代行会社の認識にズレがあると、トラブルになりかねません。
今回は、代行会社を利用する際に注意すべき4つの内容を紹介します。
民泊運営代行会社のメリット・デメリット
代行会社を利用するには、以下のようなメリットやデメリットがあります。
メリット
- 自分で運営業務を担わなくて良い
- ゲストとの突発的なトラブルに対応してもらえる
- 代行会社の運営ノウハウを利用できる
デメリット
- ゲストとのコミュニケーションは取りにくい
- 運営ノウハウが蓄積されない
- 代行費用がかかる
民泊運営の拡大を考えている場合、メリットの方が大きいかもしれません。
しかし、双方で認識の相違があるとトラブルを招く可能性があります。
代行会社と擦り合わせたいこと
1.宿泊料金
最低価格と最高価格は、ご自身で設定しましょう。
万が一、代行会社が想定外の値付けをしてしまった場合でも、
想定していない価格で販売されることを防ぐことができます。
ご利用のサイトコントローラーや、OTAで設定が可能です。
2.清掃
チェックリストを作成し、清掃忘れや確認漏れを防止しましょう。
チェックリストがあれば、トラブルが発生しにくくなります。
以下は、ゲストがエアコンの温度を極端に設定していたケースです。
参照元:X
チェックリストに、エアコン温度の確認項目があれば対策できますね。
「ここは必ずチェックして欲しい」
そのような内容は、リスト化して代行会社に共有しましょう。
3.電話・メール対応
24時間、電話やメールで対応してくれる代行会社を探しましょう。
夜遅くに問い合わせをしてくるゲストは少なくありません。
24時間対応だと、ゲストもオーナーも安心です。
夜間にスピーディに対応することで、ゲストの満足度が上がります。
4.OTAのアカウント
代行会社名義でアカウントを作ると、トラブルになる可能性があります。
解約時に、リスティングを削除せざるを得ないためです。
可能であれば、オーナー名義でアカウントを発行しましょう。
最後に
代行会社を上手く利用すれば、施設運営の負担が軽減されます。
とはいえ、任せきりは厳禁です。
オーナーと代行会社で、足並みを揃えておきましょう。