結論

  • 可能な限り、XML接続を利用し、iCal接続の利用は控えます。
  • iCal接続は、在庫の同期速度が遅く、ダブルブッキングの確率がXML接続の15倍*以上になります。故に、iCalは利用方法を誤ると常に高いダブルブッキングのリスクがあります。

*15倍=(1分:xml同期の在庫同期速度)/(15分:iCalの最短の在庫同期速度)

iCalとは

  • パソコンメーカーのアップルが開発・提供しているmacOS用のカレンダー兼スケジュールアプリケーションです。
  • iCal接続とは、そのアップルの技術を応用して、OTAとサイトコントローラーの間で在庫を共有する接続方式です。
  • iCal接続はサイトコントローラー無しでAirbnbとBooking.comの在庫連動を可能にします。値段の同期は不可です。
  • 同期間隔は15分~8時間と長く、ダブルブッキングのリスクは高いです。
  • XMLは難易度が高い技術のため、多くのOTAでは、XML接続は無理でもiCalで在庫の連動が可能です。
  • iCalは不具合が起きる可能性があるため、弊社のサイトコントローラーBeds24ではiCalの利用は非推奨です。
  • 注意点としてiCalなので、1部屋タイプ(Airbnb用語では1リスティング)に2以上の在庫を入れるのが不可能です。

XML接続とは

  • XMLはeXtensible Markup Languageの略です。データ規格の一つです。
  • XMLで同期すると、最長1分以内に在庫同期は完了します。故にダブルブッキング発生の確率はかなり低いです。
  • iCalと違い、利用上の制限がほぼ存在しません。在庫以外にも価格や他の情報も連動可能です。

宿が実施すべき解決策

  • どうしてもiCal接続を利用する必要がある場合、OTAの「リクエストベース予約(詳細記事)」を併用します。客からの予約が入ったら、宿の支配人が目視や手動でサイトコントローラーの在庫を抑えるようにします。支配人は、在庫を手動で抑えてから、予約のリクエストにokを出します。
  • 最悪、支配人が宿の在庫を手動で抑え忘れても、15分~8時間後にはiCalが在庫同期を実施してくれます。

最後に

  • この世には、まだまだiCalしか連動を受け付けてないOTAが多くあります。
  • iCalで連動するときは、そのダブルブッキングのリスクを抑えるため、「リクエストベースの予約機能」の併用がお勧めです。
  • この記事は、以下の記事を参考にさせていただきました。

更新速度が全然違う!?│サイトコントローラーとの接続は、XML接続かiCal接続かを要チェック