Airbnbの「今すぐ予約」と「リクエストベース」
以下、Airbnbの「今すぐ予約」と「リクエストベース」の違いとそれぞれのメリット、デメリットを紹介します。
「今すぐ予約」とは?
「今すぐ予約」のリスティング(Airbnb以外のOTAでは通称「部屋タイプ」に該当)は、宿オーナーからの承認不要でその場で自動的に予約確定になります。
宿泊客は泊まりたい日付を選択して予約し、すぐに入室手順を宿オーナーと話し合います。
「リクエストベース予約」とは?
「今すぐ予約」をOFF、即ちリクエストベース予約をONにすると、カレンダーのすべての予約可能日から「今すぐ予約」が適用されなくなります。
宿泊客は予約したその場で自動的に予約確定にはなりません。
宿のオーナーに「宿泊させて欲しい」というリクエストを送ることになります。
宿オーナーは、受け取ったリクエストを吟味し、そのリクエストを出した宿泊客を受け入れるか決めることができます。
リクエストベースのメリット
・予約確定前に、そのゲストを受け入れるかどうか、決めることができます。
・Booking.comでは今すぐ予約しか適用できなくても、Airbnbだけは今すぐ予約を適用しない、といったことが可能です。
リクエストベースのデメリット
iCal連動は弊社で解決できないトラブルが発生す可能性がございます。
iCal連動だと予約情報の同期に時間を要します。(数十分〜数時間要する場合があります。)
iCalで取り込まれる予約の情報はチェックイン日とチェックアウト日のみで、名前や人数はAirbnb管理画面で確認が必要です。
オーバーブックするリスクが高いです。
・Airbnbのシステム上の制約により、1つのリスティング(1部屋タイプ)に1在庫しか入れることができません。
・ Airbnbの値付けは、Beds24などサイトコントローラー上で実施できなくなります。Airbnbで宿オーナーが値付けします。
・ リクエストベースの予約は、サイトコントローラー上では、「いつチェックイン、チェックアウトか」という情報しか確認できません。予約者名、宿泊価格などの詳細情報はAirbnbのアプリで確認が必要になります。
・Beds24の自動送信メールの機能が利用できません。リクエストベースの予約では、AirbnbがBeds24に該当の予約者のメールアドレスなど予約者詳細情報を送信して来ないため、自動送信メールをBeds24が送信できない為です。
必要時は宿オーナーが手動でメールをAirbnbアプリ内から送信する必要があります。
・リクエストベースのAirbnbで宿泊客に予約される確率が低下するようです。理由は、Airbnbのフィルターで「今すぐ予約」対応物件に絞って探すゲストの検索にもヒットしなくなる為です。
番外編:リクエストベース以外で信頼のおけるゲストか判断する方法
ゲストへのAirbnbで政府発行の身分証明書の登録を必須にし、他の宿からのレビューを持ってないAirbnb初心者を信頼できるか不明の宿泊者から予約を受けないという、もう少しマイルドな方法も有ります。
Beds24での設定方法はこちら。
こちらの方法では、政府の身分証明書を登録している且つ宿からのレビューを1件以上持ってるゲストは宿を予約できます。
宿がゲストを泊めるかどうかをコントロールはできません。ただ、当該ページの「リクエストベース予約のデメリット」に記載されてるような制約はこの方法には存在しません。