Beds24で施設を運営している方向けの内容です。

「先月の売上、結局いくらだったっけ?」

「GWや年末年始、どのくらい稼げたか振り返りたい」

 

そんなときに使えるのが、Beds24の売上管理レポートです。

期間と施設を指定するだけで、売上データが自動で集計され、グラフと表でひと目で振り返れる1枚のレポートになります。総売上はもちろん、予約サイト別・部屋タイプ別・人数別の内訳、ADRやRevPARといった経営指標まで、まとめて出力されます。

 

Beds24をご利用中の方は、無料でお使いいただけます。コピーして自分のGoogleドライブに保存すれば、すぐに使い始められます。

▶ 売上管理レポートを無料で使う

▲ 出力される売上管理レポートのサンプル

売上管理レポートでできること

売上管理レポートでは、大きく4つのことができます。順番に説明します。

① 期間を指定して、売上の動きをグラフで確認

開始日と終了日を指定すると、その期間の売上が日別の折れ線グラフで表示されます。

1ヶ月分の売上はもちろん、GW・お盆・年末年始などの長期休暇に絞って期間を指定することもできます。「繁忙期にどれだけ稼げたか振り返りたい」「昨年の同時期と比べたい」といった用途にも使えます。

日別で山と谷が見えるので、「平日が弱い」「連休前後で動きがある」といった傾向もつかめます。

② 予約サイト別の売上を確認

Airbnb、Booking.comなど、OTA(予約サイト)ごとの売上が、表と円グラフで表示されます。

「予約数」「宿泊日数」「平均客単価」「総売上」「売上割合」がサイト別に並ぶので、どのサイト経由の売上が多いか、どのサイトの客単価が高いかが、ひと目で把握できます。特定サイトへの依存度を確認したいときや、手数料と売上のバランスを見直したいときの判断材料になります。

③ 部屋タイプ別・人数別の売上を確認

施設に複数の部屋タイプがある場合、部屋タイプ別の売上割合も確認できます。どの部屋が収益に貢献しているかがすぐにわかります。

さらに「何人で泊まったか」という人数別の内訳も出力されます。たとえば「4人」「5人以上」といった人数帯ごとに、予約数・客単価・総売上が並ぶので、どの客層が売上を支えているかが見えてきます。料金設計やプラン作りのヒントになります。

④ ADR・RevPAR・稼働率もまとめて把握

レポートには、総売上や平均客単価に加えて、宿泊業の重要指標であるADRとRevPARも自動で計算されます。

ADR(平均客室単価):販売した1室あたりの平均単価。値づけの強さを表します。

RevPAR(1室あたり売上):ADR × 稼働率。空室も含めた「1室が実際に生んだ売上」で、収益力の総合指標です。

あわせて日別の稼働率グラフも出力されるので、「単価は取れているが稼働が低い」「稼働は高いが単価が安い」といった、売上の中身まで踏み込んだ振り返りができます。

使い方:3ステップでレポートが出ます

操作はGoogleスプレッドシートの「売上管理レポートCreator」上で完結します。

STEP 0 売上管理レポートを無料で使う

上のリンクを開くと、コピーの確認画面が表示されます。「コピーを作成」を押すと、自分のGoogleドライブに「売上管理レポートCreator」が保存され、すぐに使い始められます。

STEP 1 APIキーとPropキーを入力する

B1セルにAPIキー(アカウントごとに発行)、B2セルにPropキー(施設ごとに発行)を貼り付けます。

APIキー、PropキーはBeds24管理画面の施設設定から取得できます。一度入力しておけば、次回以降は入れ直し不要です。

 

APIキー:アカウントごとに発行されるキー。1つのアカウントで複数施設を管理していても、APIキーは1つだけです。

Propキー:施設(プロパティ)ごとに発行されるキー。複数施設を持っている場合は、施設ごとに切り替えて使います。

 

①APIキーの取得方法

Beds24管理画面で、「アカウント」→「アカウントアクセス」→「APIキー1」と進みます。

◀︎APIキー:アカウント → アカウントアクセス → APIキー1

①Propキーの取得方法

「プロパティ」→「アクセス」→「APIアクセス(Api Version1 Only)」と進みます。

一覧から、レポートを作りたい施設を選び、表示された「Propキー」をコピーします。複数施設を持っている場合は、施設ごとに別のキーが表示されるので、施設名を必ず確認してから取得してください。

 

STEP 2 集計したい期間(開始日・終了日)を入力する

 

「入力」シートの黄色いセルに、APIキー・Propキーと、集計したい期間を入力します。入力するのは次の4か所です。

 

B1セル:APIキー(アカウントごと)

B2セル:Propキー(施設により変わる)

B3セル:開始日(例:2025/10/14)

B4セル:終了日(例:2025/10/31)

◀︎「入力」シートの黄色いセルに、キーと期間を入力する

「先月分」を振り返るなら開始日に1日・終了日に末日、「GW」を見たいなら連休の初日と最終日、というように、見たい期間を自由に指定できます。前年同月と比べたいときは、去年の同じ月の日付を入れて、もう一度レポートを作るだけです。

STEP 3 「レポート作成」ボタンを押す

入力できたら、シート上の青い「レポート作成」ボタンをクリックします。数秒〜十数秒で集計が走り、新しいシートに売上レポートが1枚出力されます。

最後に、Google の認証画面に沿って、進めてください。

出力されたレポートの読み方

出力されるのは、記事の冒頭で紹介したような1枚のレポートです。上から順に見ていきます。

ヘッダーとサマリー:期間と総売上をひと目で

右上に施設名・出力日・開始日・終了日が表示されます。どの施設の、いつからいつまでのレポートかが、ここで分かります。

中央の「総売上は【◯◯円】でした!」「累計宿泊数は【◯泊】」「平均客単価は【◯◯円】でした!」が、その期間の成績のまとめです。まずここを見れば、期間全体の結果がつかめます。

ポイント:レポートはチェックインベースで集計されます。「予約が入った日」ではなく「実際に宿泊が始まった日」を基準にしているので、現金の動きに近い感覚で振り返れます。

部屋別の指標:ADRとRevPAR

部屋名・ユニット数・ADR・RevPARの表で、部屋タイプごとの収益力が分かります。

ADRが高くてRevPARが低い部屋は「単価は取れているが稼働が足りない」状態、ADRに対してRevPARが近い部屋は「しっかり埋まっている」状態です。値づけを上げるべきか、稼働を上げるべきかの判断に使えます。

売上・稼働率グラフ:日別の動き

「売上」グラフは日別の売上推移、「稼働率」グラフは日別の稼働推移を表します。

2つを並べて見ると、「売上が落ちた日は稼働が低かったのか、単価が低かったのか」が切り分けられます。曜日や連休との関係も見えるので、料金カレンダーを調整するときの根拠になります。

「宿泊数と売り上げ」表:内訳を3つの切り口で

レポート下部の表では、売上が3つの切り口で分解されます。

 

部屋タイプ別:どの部屋タイプがいくら売り上げたか

人数別:何人での宿泊がいくら売り上げたか(例:4人/5人以上)

サイト別:どの予約サイト経由でいくら売り上げたか(例:Airbnb/Booking.com)

 

それぞれ「予約数」「宿泊日数」「平均客単価」「総売上」「売上割合」が並びます。右側の円グラフとあわせて見れば、売上の構成比が直感的につかめます。

月次の振り返りへの組み込み方(活用Tips)

毎月1日に「先月分」を出して振り返る

月初に前月分のレポートを作り、総売上・平均客単価・サイト別割合を記録しておきます。毎月続けると、自分の施設の「平常運転の数字」が見えてきて、調子が良い月・悪い月の判断がしやすくなります。

前年同月と比べる

同じ期間のレポートを去年・今年で2枚作り、総売上とADR・RevPARを並べます。市場全体が伸びているのか、自分の施設だけの変化なのかを切り分けられます。

繁忙期は単独で切り出して分析する

GW・お盆・年末年始は、その期間だけを開始日・終了日に指定してレポートを作ります。繁忙期にどれだけ単価を上げられたか、来年の値づけの基準として残しておくと役立ちます。

こんな施設・運営者におすすめ

売上管理レポートは、特に以下のような方に向いています。

 

・月次・年次で数字を振り返り、料金設計や改善に活かしたい運営者

・ADR・RevPARなどの指標で、施設の収益力を客観的に見たい運営者

・繁忙期の成績を記録して、翌年の値づけの基準にしたい運営者

・複数施設を運営していて、施設ごとの売上を同じフォーマットで比べたい運営者

最後に

売上の振り返りは「やったほうがいい」と分かっていても、集計が面倒でつい後回しになりがちです。

売上管理レポートを使えば、その集計がボタン1つで終わります。総売上だけでなく、ADR・RevPAR・サイト別・人数別まで一度に見えるので、「次に何を直せば売上が伸びるか」を数字で考えられるようになります。

まずは先月分を1枚、手元のBeds24アカウントで作ってみてください。毎月の振り返りや繁忙期の分析が、ぐっとラクになります。

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