Beds24で施設を運営している方向けの内容です。
「今週、どの部屋がいつチェックアウトで、いつチェックインが入ってる?」
清掃のタイミングを毎回予約画面から拾うのは、地味に手間がかかります。
そんなときに使えるのが、Beds24の清掃管理レポートです。
開始日を1つ指定するだけで、1週間分のチェックイン・チェックアウト予定が部屋ごとに自動で一覧化されます。そのまま清掃代行会社に渡せるフォーマットなので、外注管理もラクになります。
Beds24をご利用中の方は、無料でお使いいただけます。コピーして自分のGoogleドライブに保存すれば、すぐに使い始められます。
清掃管理レポートでできること
清掃管理レポートでは、大きく4つのことができます。順番に説明します。
① 1週間分のIN・OUTを一覧で確認できる
開始日から7日間のスケジュールが、日付ごとに自動で表示されます。
レポート冒頭には「当日のチェックアウト数」「チェックイン数」「イン人数(大人/子ども)」がまとめて表示されるので、清掃や受け入れ準備が集中する日もひと目で把握できます。
「金・土がOUT集中で、清掃を2人体制にしないと回らない」「日曜はチェックインが少ないから備品補充の日にする」といった判断が、予約画面を何度も切り替えなくてもできるようになります。
② 部屋・ユニットごとにIN/OUTが見える
ドミトリー、ファミリー、ダブル、トリプル、一棟貸しなど、部屋タイプ・ユニット単位で「OUT」「IN」「日付」が並びます。どの部屋を、いつ、どの順番で清掃すべきかが一覧で見えるので、清掃ルートも組み立てやすくなります。
③ チェックイン人数と宿泊日数まで確認できる
チェックインのある部屋には、大人・子どもの人数と宿泊日数(泊数)も表示されます。
人数に応じてアメニティやリネンの準備数を調整したり、連泊の部屋は中日の清掃有無を判断したりと、清掃以外の準備にも使えます。連泊の部屋は、中日の清掃を行うかどうか、リネン交換のタイミングをいつにするか、といった判断も同じレポートで完結します。
④ 清掃代行会社にそのまま渡せる
レポートは印刷・共有しやすいフォーマットになっています。
清掃を外注している場合も、毎週月曜にこのレポートを送るだけで、現場との認識合わせが完結します。エクセル/PDFで共有でき、LINEやメールへの貼り付けもスムーズです。
使い方:3ステップでレポートが出ます
操作はGoogleスプレッドシートの「清掃管理レポートCreator」上で完結します。
STEP 0 まずはシートをコピー
STEP 1 APIキーとPropキーを入力する
B1セルにAPIキー(アカウントごとに発行)、B2セルにPropキー(施設ごとに発行)を貼り付けます。
APIキー、PropキーはBeds24管理画面の施設設定から取得できます。一度入力しておけば、次回以降は入れ直し不要です。
APIキー:アカウントごとに発行されるキー。1つのアカウントで複数施設を管理していても、APIキーは1つだけです。
Propキー:施設(プロパティ)ごとに発行されるキー。複数施設を持っている場合は、施設ごとに切り替えて使います。
①APIキーの取得方法
Beds24管理画面で、「アカウント」→「アカウントアクセス」→「APIキー1」と進みます。
①Propキーの取得方法
「プロパティ」→「アクセス」→「APIアクセス(Api Version1 Only)」と進みます。
一覧から、レポートを作りたい施設を選び、表示された「Propキー」をコピーします。複数施設を持っている場合は、施設ごとに別のキーが表示されるので、施設名を必ず確認してから取得してください。
③ APIキーとPropキーをスプレッドシートに入力
「清掃管理レポートCreator」のシートを開き、黄色いセルに値を貼り付けます。
・B1セル:APIキー(アカウントごと)
・B2セル:Propキー(施設ごとに変わる)
STEP 2 開始日を入力する
B3セルに、レポートの開始日(例:2025/11/23)を入力します。指定した日から7日間分が自動で集計されます。
「今週分」を作るときは月曜日、「来週分」を準備するときは翌週月曜日、といった具合に日付を切り替えるだけです。
▲ 黄色いセルに値を貼り付け、開始日を入力したら「レポート作成」をクリック
STEP 3 「レポート作成」ボタンを押す
シート上の青い「レポート作成」ボタンをクリックします。数秒で、別シートに1週間分のIN・OUT一覧が出力されます。
最後に、Google の認証画面に沿って、進めてください。
◀︎出力されたレポートのサンプル
・ヘッダー:施設名、開始日/終了日/出力日
・サマリー:当日の チェックアウト数/チェックイン数/イン人数
・明細:部屋名・ユニット名・OUT・IN・人数・宿泊期間(泊)
そのまま印刷したり、PDFで書き出したりして、清掃チームに共有できます。
ヘッダー:施設名と対象期間
一番上に、施設名・開始日・終了日・出力日が表示されます。
清掃チームに共有するときは、ここを見れば「いつ作られたレポートで、何日から何日までを対象にしているか」がひと目で分かるので、古いレポートを誤って参照するミスを防げます。
サマリー:当日のチェックアウト数・チェックイン数・人数
ヘッダーのすぐ下に、対象日の「チェックアウト数」「チェックイン数」「イン人数(大人・子ども)」が大きく表示されます。
「今日は29件OUT・16件IN、大人51名・子ども0名」のように、その日の動きを一行で把握できます。清掃枠の見積もりや、アメニティ・リネンの仕込み量を決めるときの目安になります。
明細:部屋名・ユニット名・OUT・IN・人数・宿泊期間
OUTとINが同じ行にある部屋は「同日out/in(Same Day)」で、清掃時間がタイトになります。レポート上で印をつけたり、太字にしたりして優先順位を明確にしておくのがおすすめです。
週次オペレーションへの組み込み方(運用Tips)
単発で使うよりも、毎週の運用ルーチンに組み込んだほうが効果が出ます。具体的には以下のような使い方がおすすめです。
月曜の朝に「今週分」を生成する
毎週月曜の朝、開始日にその日の日付を入れてレポートを生成し、PDFまたはスクリーンショットを清掃チームに共有します。
「月曜の朝10時までに今週分が届く」というルールにしておくと、現場側もシフトを組みやすくなります。
木曜に「来週分」を先出しする
週の後半に翌週分を一度生成しておくと、繁忙日が見えるので、清掃の人員手配が間に合います。
「木曜時点でOUTが10件超の日は2人体制」のように社内ルールを決めておくと、判断のばらつきもなくなります。
予約直前・キャンセル後に再生成する
レポートは何度でも作り直せるので、直前で大きな予約が入ったり、キャンセルが出たりしたときは、再度「レポート作成」を押して最新版を共有します。
旧バージョンのレポートが現場で使われ続けるのを防ぐため、ファイル名に作成日を入れる(例:『清掃管理レポート_20251123版』)と、混乱が起きにくくなります。
こんな施設・運営者におすすめ
清掃管理レポートは、特に以下のような施設に向いています。
・ドミトリーやゲストハウスなど、部屋数・ユニット数が多い施設
・清掃を外注していて、毎週リストを共有する必要がある運営者
・複数施設をかけ持ちで管理していて、IN/OUTの全体像を一覧で押さえたい運営者
・連泊と1泊が混ざっていて、中日の清掃有無を判断したい運営者
・自分で清掃に入る個人運営者で、限られた時間をムダなく使いたい方
逆に、1部屋だけの運営で予約画面を見れば全体が把握できる場合は、レポートを使うまでもないかもしれません。
詳しい使い方は動画でも解説しています
APIキー・Propキーの取得手順から、レポートの読み方まで、画面を見ながら確認したい方は以下の動画をご覧ください。
(※ここに動画を埋め込み)
最後に
清掃の段取りは、地味だけれど運営の品質を一番左右する部分です。
「日付ごとにIN・OUTを集計する」「外注に渡せる形式に整える」――この2つを毎週手作業でやっていると、月にして数時間が消えていきます。
清掃管理レポートを使えば、その作業がボタン1つで終わります。浮いた時間を、料金設計やレビュー対策、新しい施設の検討など、もっと売上に直結する仕事に回してください。
