結論:業務は「電話よりメッセージで」

宿泊業では人手不足が深刻です。対策として、電話を廃止しませんか。お客様からの連絡は緊急時以外は電話での応対を断りましょう。そして、もう宿泊業で現役で働く若い人たちは電話しません。ライン、フェイスブック、SMSなどで連絡をとり、電話は敬遠します。(出典:若者が電話にでない理由)

メッセージでの連絡は、業務を効率にする:

電話はお互いのタイミングが合わないと連絡が成立しません。メッセージはお互いのタイミングが合わなくても連絡が成立する「非同時性」の特徴があり、これが劇的に業務を効率的にします。若者は、本能的にこれに気づいています。

中断のコストは23分:

人間は、一回仕事を中断されると、再度その仕事に戻るのに平均23分かかるというデータがあります。英語記事:カリフォルニア大学のグロリア・マーク (Gloria Mark):Worker, Interrupted: The Cost of Task Switching

皆様のスマホやガラケーの通話の履歴をご覧ください。ずらっと相手の名前が並んでいたら、残念ながらそれらは皆様が相手の仕事を邪魔した数の履歴です。その履歴の数×23分=合計時間はあなたが相手から奪った時間です。

通話が仕事の生産性を下げ、それらが回り回ってあなたの同僚、部下、上司を苦しめています。

よっぽどの緊急以外はメッセージしましょう。

宿泊業での適用:

社内業務を電話からメッセージにするだけでかなり業務を改善できますが、お客さんからの問い合わせも可能な限り自社HPやメールに移行しましょう。私のコンサル先では、もはや電話で予約は受けてません。 電話は鍵が開かないなどの緊急の用件だけ。新規予約の電話での問い合わせに対しては「ウェブからどうぞ」とゲストに応対します。電話で予約は受け付けません。急ぎではない件はメールで連絡し、ゲストに電話したり留守電を残しません。

実行策:

メッセージを早く打つのがめんどくさい方々、スマホではメッセージを早く打つ技術「フリック入力」が有ります。またパソコンで多くのメッセージをやり取りされる方の効率化には「ブラインドタッチ」の習得が不可避です。皆様がこのコミュニケーションの生産性を向上させれば、皆様に関わる全ての人が幸せになります。

Beds24という弊社のサイトコントローラーは、業務効率化の機能(記事はこちら)が優れています。宿泊業の業務改善のため、一度お問い合わせ頂ければ幸いです。