はじめに

  • 結論、この記事はノーショー防止機能において「Beds24」が、「ねっぱん++」の機能より優れてるという内容です。
  • この記事は、可能な限り客観的に執筆しました。もし事実と異なる内容が有った場合、ご教授いただければ訂正します。

①:決済手数料

ねっぱん:

  • 決済費用の3.95%

Beds24:

  • 決済費用の3.6%

決済例:

  • もし毎月の決済金額が100万円だった場合、3,500円(=ねっぱん:100万*3.95%-Beds24:100万円*3.6%)の差額となります。
  • 年間では、42,000円(=3,500円*12ヶ月)の差額となります。
  • 皆様の宿の売上が月間1,000万円の場合、年間の差額は420,000円です。

②:清掃費用の事前請求

概要:

  • 「一滞在あたり一回発生する清掃費用」は旅館・ホテルなどでは普通は設定しません。しかし、民泊運営では通常、清掃費用を設定します。

ねっぱん:

  • ねっぱんのBooking.com向け事前決済は、”宿泊費だけ”の集金となります。
  • 故に、Booking.comでは設定した清掃費用は集金出来ません。

Beds24:

  • Beds24は清掃費用も事前決済が可能。

問題:

  • ねっぱんは、宿泊料以外の「清掃料」を事前決済出来ない。
  • 故に、大きな民泊会社で ねっぱんを使ってる方からは…ねっぱんでは、宿泊料だけ決済している。清掃料を宿泊費に入れてしまうと、予約率が下がった。なので今は清掃料だけ現地で現金集金している。この現地集金業務のスタッフへの負担が大きい。」と筆者は言われた。
  • 故に、この部分はねっぱんの大きなデメリット。

③:ボリューム割引

例:

  • ストライプ(Stripe)は月額500万円以上を決済すると、決済費用の0.1〜1%ほど割引されます。

ストライプとは:

ねっぱん:

  • ボリューム割引なし

Beds24:

  • ボリューム割引あり

④:悪質な客への請求対応

ねっぱん:

  • ねっぱんは「Booking.comの宿泊費」のみをストライプで請求可能なので、チェックアウト後の「損害賠償」をクレジットカードに請求出来ません。

Beds24:

  • Beds24は、Aさんのチェックアウト後に「壁などを壊される」などの損害が発見された場合、宿がAさんのクレジットカードから壁破壊分の費用を請求出来ます。

⑤:クレジットカードの有効性の確認だけを行う。

ねっぱん:

  • クレジットカードの有効性の確認だけを実施することはできない。常に、有効性の確認と集金作業は同時に行われる。

Beds24:

  • 可能。

例:

  • 宿側がクレジットカードの有効性のみをチェックし、敢えて事前決済をせず、現金を受け渡しを発生させる事で ゲストと交流をはかるというお宿もあります。直接現金受け渡しが必須なお宿は、ねっぱんの機能は使えません。
  • もしゲストがノーショーしたら、Beds24は有効なクレジットカードでチャージ出来ます。

⑥:決済時にカードの名義人と予約者名が異なる場合

ねっぱん:

  • カード名義人と予約者名が異なる場合、自動決済できない。その場合、一旦、ねっぱんにログインして決済するかどうかクリックが必要。一手間存在する。

Beds24:

  • カード名義人、予約者名が異なっても問題なく自動決済可能。

⑦:サイトコントローラーを変更する際、ストライプアカウントを変更先のサイトコントローラーに持っていけるか。

ねっぱん:

  • 引っ越し先のサイトコントローラーにストライプアカウントはBeds24のようには持っていけない。
  • 故に、例えばBooking.comに1000件の未来の予約があったとします。それらのカード情報が、ねっぱん経由でストライプにあったとします。
  • すると、その1000件の予約のクレカ情報は、ねっぱんとBooking.comを切り離すと使えなくなります。
  • 通常、サイトコントローラーとストライプを切り離すと、ストライプ上にクレカ情報が残ります。しかし、宿の担当者がストライプにログインし、その存在するクレカ情報の場所まで行って「決済する」というボタンを手動で押すこともできません。
  • 故に、ネッパンでBooking.comを接続すると、他のサイトコントローラーに引っ越しが難しくなります。

Beds24:

  • Beds24から他のサイトコントローラーへストライプアカウントを持っていけます。
  • ねっぱんのような各種の制限はない。

最後に

私はBeds24を販売する立場の人間です。故に、この記事は無意識のうちに主観的になっている可能性があります。

私は可能な限り客観的に記事を書きたいので、もし間違っている点があれば教えていただければ内容を修正します。