結論
以下、1~5位までが順位です。
1位:ねっぱん(5,000~6,000施設?)–>8000施設(2023年7月24日現在)
2位:手間いらず(4,000~5,000施設?)
3位:TLリンカーン(4,000~5,000施設?)–>5600施設(2023年7月24日現在)で、TLリンカーンはランキング2位の可能性があります。
4位:Beds24は、国内約2,200施設–>2953施設(2023年9月26日現在)、海外約18,000施設–>3万施設(2023年7月24日現在)
5位:らく通(1,000~1,500施設?)
宿の担当者は施設数の実績、機能面では業界トップシェアのねっぱんを使えば、ほぼ間違いありません。
それぞれのサイトコントローラーの機能面の大きな差は、一つだけです。
Booking.comのノーショーを自動で防げるかどうかです。
Booking.comのノーショーを自動で防げるのは、この中ではねっぱん、手間いらず、そしてBeds24のみです。
日本語の電話サポートが常時存在する、サイトコントローラーの種類は上記の5つのみです。
1位:ねっぱん施設数計測方法
ねっぱんは、以下の企業サイトの以下の画像部分に記載がありました。
この記述から、恐らく5,000~6,000施設ほどと推測されます。
2023年7月24日現在、8000施設へ更新されていました。詳細はこちら。
出典:クリップス HP
2位:手間いらずの施設数
現在は、恐らく4,000施設ほどです。
以下の出典先の記事の以下の画像の部分も参考にすると、手間いらずの社員のコメントがあります。
故に手間いらずの施設数は、3,750~4,000施設と推定できます。
また、私は、手間いらずの元社員から、「大体手間いらずの施設数は4,000施設」と教えてもらいました。なので、この数字はほぼ間違いありません。
手間いらず【2477】 上場後に見事な業態転換。人手不足に悩むホテル業界の手間を削減。2018年 11月 15日
3位:TLリンカーンの施設数
TLリンカーンのこちらのページに以下の画像のように約5,000軒と書かれています。しかし、手間いらずよりは恐らく運営施設が少ないです。なぜ、私がTLリンカーンを手間いらずより低い3位にしたのか、後述します。
追記:
2023年7月24日時点で、TLリンカーンのこちらのページに以下の画像のように約5,600軒と書かれています。ただ、手間いらずの最新の契約件数が不明のため、TLリンカーンのランキングの順位は3位のままにしています。
4位:Beds24の施設数
弊社が販売するBeds24は、
2020年10月末現在、
国内2,000施設です。
海外10,000施設です。
さまざまな提携システム会社と、筆者の長坂が話をしたところ、Beds24は民泊業界で約7割のシェアを獲得しています(2020/12/21現在の情報)。
追記:
Beds24は、国内2758施設(2023年7月24日現在)
海外約3万施設(2023年7月24日現在)
の施設数です。
5位:らく通の施設数
恐らく1,000~1,500施設ほどです。以下の記事で、
手間いらず【2477】 上場後に見事な業態転換。人手不足に悩むホテル業界の手間を削減。2018年 11月 15日
「残り1割弱を「らく通」その他の宿泊予約サイトコントローラが占めていると推定されるそうです。」
と言及されています。
また、筆者の私の仲の良いらく通と取引のあるシステム会社の社員からも「大体、らく通は1,000施設強だろう」という話を半年ほど前に聞けました。
故に、1,000~1,500施設という数字に間違いなさそうです。
シミラーウェブでの比較:サイトへの訪問者数
ここまで見てきたデータは、サイトコントローラー運営会社が発信してる主観的なデータがほとんどです。故に、「正しいかどうか?」を検証しにくいです。
故に、私は当該記事の客観性を高めるため、シミラーウェブというサービスで、それぞれのサイトコントローラーの訪問者数を以下に計測しました。
このシミラーウェブは、体験版でどなたでも自由に私と同じデータを取得可能です。
シミラーウェブでの結果は、以下の画像です。
ねっぱんが1位。2位は手間いらず、3位は大きく引き離されて、シーナッツ(TLリンカーンの運営会社)です。そして、らく通は、情報が非開示でした。
サイトコントローラーのTLリンカーン(運営会社シーナッツ)の訪問者数が手間いらずに比べて見劣りします。
手間いらずとTLリンカーンは、公開情報から、4000~5000施設くらいで同じくらいの規模のはずです。
故に、もしかすると、TLリンカーンは手間いらずより施設数が少ない可能性があります。
シミラーウェブでの比較:Beds24とねっぱんについて
Beds24の運営施設数は、世界で18,000施設(国内2,200施設)です。
以下にBeds24とねっぱんと比較すると、ねっぱんは2万の訪問数で、
Beds24は358万の訪問者と、ねっぱんの約179倍です。
この時点で、ねっぱんの発表施設数のデータ(約5,000施設)が正しいとすると、Beds24の18,000施設というのは水増ししている数とは言えないかもしれません。
Booking.comの等級の比較
ブロガーの川嶋さんの以下の記事で、
2020.01.31国内各社のサイトコントローラーとBooking.comとの接続の評価について調べてみた
以下のような画像が貼ってあります。
Booking.comは、明白に世界で一番売上の多いOTAで、世界最強のOTAです。ウィキはこちら。
川嶋さんの記事の以下の画像の部分によると、Booking.comは、最高等級「Premier」を、
- ねっぱん、
- 手間いらず、
- Beds24
に与えています。
要するに、Booking.comは、これらのサイトコントローラーに最高のお墨付きを与えていると言えます。
2つ目の等級「Advanced」では、TLリンカーン。
3つ目の「Standard」の等級では、「らく通」となっています。
この点から、施設数とは違う角度で、ねっぱん、手間いらず、Beds24の強さが光ります。
最後に
宿の担当の方が、サイトコントローラーを選択するのは、本当に困難な作業です。
そんな宿の担当の方々の一助になればと、今回の記事を執筆しました。
宿の運営にはサイトコントローラー、PMS、予約エンジンという、三種の神器のシステムを利用する必要があります。
今回の記事よりこれらの三種の神器について更に詳細をお知りになりたい場合、以下の記事をご覧いただければ幸いです。
これらのシステムを比較検討する際の、数十項目におよぶ比較項目を提示してあります。
記事名:
比較! ねっぱん と Beds24(サイトコントローラー、PMS、予約エンジンを比較検討するための項目リスト)